フィアンセビザ:申請に至る経緯
そもそもなぜアメリカへ?
まず私は資格取得のために、M1ビザでアメリカに入国しました。
アメリカに行くと決心してからの数年間は
当時日本でお付き合いしていた彼ともきっぱりお別れし仕事一筋。
必死で働き、したいことも我慢して目標のために貯金をしました。
M1ビザ(職業訓練学校生ビザ)は簡単に言うと、専門学生ビザで
アメリカで必要な専門知識を身につけた後は
H1などに切り替えてアメリカで就労できない仕組みになっており
基本的に自国に帰ることが義務付けられています。
M1ビザ取得の際の面接でも、アメリカで就職する意思がないか
そして帰国後のプランについて聞かれました。
私自身、自分のキャリアアップに必要な資格を取得した後は日本に帰ってくる予定でした。
理想と現実
渡米した当時は、結婚適齢期を過ぎているということもあり… 心の片隅の何処かでは
ぼんやりと『NYで素敵な人に巡り会えればいいな〜』なんて淡い気持ちを正直抱いていました。
しかし大好きだったNYも、実際に住み始めると物価の高さやNYで生きていく厳しさを改めて感じ
本当にここでやっていけるのか?むしろ、やっていきたいのか?
こんなに苦労するなら、日本で暮らしていた方が良かったんじゃないのか?
といったあらゆるジレンマに陥りました。
日々刺激的でインスピレーションの溢れるNY。
ジャンルを問わず、世界のトップレベルの有能な人が集まっている街。
だからこそ、常に自分自身も向上心と競争心を持っていないと周りに押しつぶされそうになる。
言葉の壁や文化の違いはもちろん、自分の無力さを感じ精神的に疲れたことが何度もありました。
ニューヨークで恋に落ちる
資格の取得コースもいよいよ終盤に差し掛かった2016年夏。
現在の旦那さんと出逢います。また2人の馴れ初めは
大したことはないですが、別のブログにまとめるとして…
お付き合いを始め数ヶ月経ち、私の学校も後少しで終わるというタイミングで
今後についての話し合いが始まりました。彼は生粋のアメリカ人。
ビザ事情なんて無縁なので、知識があるわけがありません。笑
ある日私が、学校が終わったらOPTを数ヶ月して日本へ帰ると告げた数日後…
『僕が何でもサポートするから帰らないで欲しい』と言われました。
今思うと、これがいわゆる彼の覚悟・プロポーズだったのか。
彼なりに無知なビザのことを必死に調べ、いろんなオプションを模索してくれました。
ビザの種類
帰らないでと言われても、ビザ問題はそんなに簡単じゃないのよ!笑
とそこから2人で色々な選択肢を検討し始めました。
- アーティストビザ(O1)
- フィアンセビザ (K1)
- そのままアメリカで結婚して永住権(AOS)
- 日本で結婚してそれから配偶者ビザ(K3かCR-1)
1のOビザは、仕事関係で申請できると言われましたが
結婚を考えているなら、もったいないということで却下。
3は合法ではあるけれども、学生で入国した後に結婚して
永住権へステータス変更というケースがあまりにも多いらしく
トランプ政権後、処理に時間がかかっていると聞き却下。
3の場合だと確実に弁護士さんを雇っていたと思います。
4は最後まで悩みましたが、結局彼の仕事の都合もあり断念。
また外国人との入籍、しかも当人が日本へ住んでいない場合は特に
入籍届がすぐに受理されないケースもあるみたいで…
友人に紹介してもらった弁護士さんの無料相談を受け、じっくり検討した結果
一時的に遠距離となってしまうけれど、私が一旦日本へ帰国し
フィアンセビザを取ってまた渡米するということになりました。
これから私達の生活基盤になるのはアメリカということで
Marriage Certificateもアメリカであった方がいいだろうという結論に至りました。
実際にフィアンセビザを取ってみて
遠距離恋愛中はなかなか知らせの来ない「待ち時間」が長すぎて
彼はポツリとよく『やっぱりアメリカでそのまま結婚しておけば良かった』と言っていました。
でも振り返ってみて、結果的に私はフィアンセビザを選んで良かったと思っています。
- 嫁入り前に家族と充実した時間が過ごせた
- グリーンカードのプロセスがスムーズに進んだ
- 遠距離恋愛を通してお互いの絆が深まった
- やっぱりお互いこの人しかいない!と結婚を確信できた
ビザの申請は人それぞれバックグラウンドや処理されるオフィスが違うため
一概に自分がこうだったから、きっとあなたも…と安易には言えませんが
遠恋中は辛かった分、結婚ベースなのでグリーンカードの進行度は
雇用ベース・親族ベース・投資ベースの人達に比べて早い気がしています。
ダラダラと長く綴ってしまいましたが、私の体験を元に
これからフィアンセビザの取得を検討している方々のプロセスが
うまく進むようにお祈りしています♡
with Love♡ mimi
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